日本三大まんじゅうのひとつに数えられる東京の「志ほせ饅頭」。
東京にいた頃は食べたこともなく、そもそも知らなかった饅頭。
というのも、日本三大まんじゅうは1993年に日本三大ブックというもので発表されたものらしい。
まだまだ歴史としては浅い日本三大●●ということになる。
岡山県の「大手まんぢゅう」はすでにご紹介済ですので、そちらもご覧ください。
日本一番饅頭所「塩瀬饅頭」とは
1349年に中国から日本に来た林浄因が日本で初めて餡入りの饅頭を作ったとのこと。
志ほせ饅頭の製造会社株式会社塩瀬総本家は創業1349年となっており、その歴史の深さを感じる。
上述の「日本一番饅頭所」とは、足利義政に称され、
戦国の三英傑である、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に愛されてきたという歴史あり。
明治時代には宮内省御用を命じられ、その品格を更に磨くようになったようです。
歴史、背景、想いなどは、同社のサイトに丁寧に説明されていたのでそちらもどうぞ。
いざ!塩瀬総本家へ
本社は東京都中央区にあり、聖路加国際病院の近く。
銀座や、築地観光の際に立ち寄れる距離です。
東京の喧騒から離れた少し静かな場所。
高い建物が立ち並ぶ東京の一角ではありますが、その上品な品格を感じさせます。
7階建て?の建物てっぺんには「塩瀬総本家」と掲げられているので、こちらを目指して行きます。
上品な入口。
平日の午前ということもあり、お客様は他にはいなく、ゆっくりお話を聞くこともできました。
とても人当たりのよく、柔らかな対応をいただけました。
「日本三大まんじゅう」との表現もしっかりされておりました。
他にも数種類の和菓子がならんでおりましたが、目的が日本三大まんじゅうだったので、今回はこちらのみチョイスした結果です。
9個:1,620円
12個:2,160円
20個:3,564円
30個:5,400円
※全て税込み
どれをとっても、1個あたり180円と、明瞭会計!
味のある袋に入れてくれました。
実食!
さて、いよいよ食べるとき。
包み紙は薄い紫色。
無駄のない和の雰囲気を醸し出しております。
シンプルながら自信が現れている箱。この箱は、我が家では娘の宝となります。
箱の中には9つの饅頭。
それぞれが個包装になっており、その9つを更に守るべくパッキングされております。
独り占めするものではなく、みんなで食べたい饅頭。配るのにも適した配慮。嬉しいものですね。
これこれ、「志ほせ」の刻印がありつややかな表面が上品です。
割ってみると・・・
こしあんでした。
隙間なく、きれいにしっかりと入っている姿は職人技ですね。
皮には長芋が練り込まれており、弾力があり上品な感じです。
あんは完璧なこしあんで、滑らかさが際立ってます。
ひとつ、またひとつと食べられるお饅頭です。
評価(満点☆5つ)
味 :☆☆☆☆☆
価格 :☆☆☆
希少性:☆☆☆
味は文句なし!
大手まんぢゅうが1個100円以下なので割高に見えてしまう。
上品さがあり、バランス取れているが、価格は気になる所。
イオンなどでも一部販売しており、西は博多、大阪でも購入可能らしい。
私が知らなかっただけで、そこそこ広く知れ渡っているということ。
とはいえ、一度食してみる価値はある。
食べずに語らず、食べて語ろう!