夏は避暑地、冬はウィンタースポーツ、年間通して楽しめる観光エリア「蒜山」のちょっと山奥でこだわりのチーズを発見しました。
チーズ工房【IL RICOTTARO(イルリコッターロ)】
蒜山高原と言えば、ジャージー牛をイメージする方は多いと思います。
そう!蒜山はジャージー牛の飼育量日本一!(だった?)なんです。
そもそも、日本で一般的な乳牛はホルスタイン種で、130万頭ほど。
一方で国内のジャージー牛は1万頭ほどで、ホルスタインの100分の1以下。
そして、ジャージー牛の乳量はホルスタインの3分の2ほど。
乳牛として飼育するのであれば、乳量は多いに越したことはない。
そりゃあ、乳牛として選ぶのであれば、ホルスタインになるわけです。
が、ジャージー牛のミルクは、乳脂肪分がホルスタインの乳より高く、栄養価も高いことがわかっています。
なので、一部のこだわり畜産家さんが飼育したり、こだわりの飲食店ではジャージー牛のチーズを使ったりしているんです。
今回、蒜山で発見した「イルリコッターロ」さんは、こだわりチーズを作っているチーズ工房。
使用しているのは、もちろんジャージー牛乳。
ジャージー牛のこだわりチーズを探している中で見つけた工房。
まずは、訪問してみようということで、とある平日あまり調べもせずに住所地へ訪問。
・・・が、工房でのチーズ販売は行っていなく、高原のさわやかな風を受けてきただけ。
※2022年2月時点
ここでやっとネット検索をしたところ、このチーズ工房から少し山をくだったところにある、「ひるぜんワイナリー」さんで販売しているとの情報をキャッチ。
ようやく出会えるという期待と、今日は売っていなかったらどうしようという不安を胸に、いざ。
ひるぜんワイナリーさんは、蒜山高原の山ぶどうを使ったワインを販売しているのですが、ワインは素通り。お店の方、なんかすみません。。
店内ちょっと奥まったところに、お目当てのチーズが・・・ありました!
Tomino fresco cranberry クランベリーのトミーノフレスコ
さてさて、やっとのことで見つけたチーズはこちら↓
横から↓
その名も「Tomino fresco cranberry(クランベリーのトミーノフレスコ)」。
クランベリーはわかりますが、トミーノフレスコが全く分かりません。
調べると、意味は「小さなフレッシュチーズ」とのこと。
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価格:1,215円
内容量:200g以上
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イルリコッターロの店主はイタリアでチーズの製法を学んだ方らしく、イタリア感が随所に出ています。
店名もイタリアン。それぞれのチーズもイタリア人の陽気な感じを醸し出してます。
って、イタリアンって・・・よくわかっていないんですけど(笑)
ただ、こだわりのチーズってことはわかります。
フレッシュチーズにドライクランベリーをまとわせたこのチーズは、どことなく遊び心があり、オシャレ感があり、イタリアンといえば、そんな感じがするのは私だけでしょうか。
道中、つまみ食いするわけもいかず、自宅まで大事に持って帰りました。
実食!
待望の時間です。
クランベリーのドライフルーツとナッツ(ピーカンナッツ)がフレッシュチーズの周りにぎっしりとついています。
デザートチーズのような感じでしょうか。
チーズ自体はリコッタチーズのような、ねっとりとした感じの中にも水気の切れたさらりとした感じ。
美味しいっ!
甘いだけでなく、かといってしつこいチーズの感じもなく、生クリームベースのデザート「ブランマンジェ」がたっぷりとチーズ感を得た感じ。
伝わりにくい表現でしょうか?
濃いミルクの感じと酸味を堪能しつつ、クランベリーとナッツの食感を楽しむ。
甘みと塩味がバケットやクラッカーと一緒に食べるとGood!
ただし、200gほどのチーズだったのですが、ひとつまるまる食べるには結構重たいです。
チーズの自然な熟成を感じながら、数日に分けて食べることをお勧めします。
評価(満点☆5つ)
味 :☆☆☆☆
価格 :☆☆☆
希少性:☆☆☆☆
他にもいろんなチーズを作っているようなので、いろいろ見てみたいですね。
ネットでも購入可能のようですが、実際に手に取って選ぶ方が好きなので、どこかで販売しているものを探します。
とても興味を持たせていただいたチーズ工房さんに出会えたことに感謝。