高知県四万十町発の「狼桃(おおかみもも)」。
究極の野生派トマトとも呼ばれるこのトマトは一口食べるだけで感動を与えてくれます。
見つけたらぜひ手にとっていただきたい
「狼桃」名前の由来
トマトなのになんで「狼桃」?
と疑問を持ちませんか?
その語源は古代ギリシャまでさかのぼり・・・「リコペルシコン・エスクレンタム」に由来するそうです。
※食用トマトの原種の学名、らしいです
それでもまだ、何言ってんだか、という感じですよね。
分解していくと、
「リコ → 狼」
「ペルシコン → 桃」
「エスクレンタム → 食べられる」
ということで、「食べられる狼の桃」からこの「狼桃」が誕生したらしいですよ。
一見戸惑うその形
普段、私達が手に取るトマトは、丸くてハリのあるものが多いと思います。
が、この狼桃は二度見、三度見してしまうくらいの形。
知らなければ、嫌厭してしまう対象かもしれません。
これ↓
どことなくゴツゴツした風貌は、狼の名のごとく荒々しさがあるようです。
が、こちらの凄さは、その味!
しっかりした果肉と濃厚な甘さ、ほんのりと香る青臭さ。
トップレベルの糖度
トマトの糖度は4〜10度くらい。
10度にもなると「キングオブフルーツトマト」と言ってもよいのではないでしょうか。
気になる狼桃の糖度は以下の通り。
松:9度以上
竹:7〜9度
梅:それ以外
スイカの糖度がおよそ9〜13度と言われるので、スイカ並みの甘さがあると言えますね。
甘さだけでは評価できないのがこの「狼桃」。
確かに一つの目安にはなっていますが果肉のつまり具合、酸味、香り、全てを複合的にみていただきたい!
その生い立ち
形、気になりましたよね。
極力水分を控えて育てるため、トマトの潜在力を引き出しています。
成長中は、空気中の水分を自ら吸収しようとトマトの果肉の周りに産毛がびっしり生えているそうです。
生き抜くために、より強くなろうとするトマト。
その味わいは、格別です!
土作りから成長途中の水やりなど、すべての工程にこだわり抜いた育て方をしているため、収穫が終わる時期には精魂尽きてしまうらしいですよ。
限られた時期に限られた量が出荷される狼桃。
毎年、4月〜5月の楽しみにしています。
番外編
そういえば、青果だけでなく、狼桃の果汁は在庫有る限り通年手に入れられます。
最高級の無添加トマトジュースとしてどうぞ。