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秋田の夏の味覚、ぷるぷる食感がたまらない「じゅんさい」

秋田県の北西部に位置する人口16,000人ほどの小さな町で、初夏~夏に収穫される夏の味覚!

ぷるっぷるのゼラチン質が全身をまとっている不思議な水草、それが「じゅんさい」です。

じゅんさいとは

淡水の沼に生息するスイレン科の水草の一種。

秋田県三種町は、白神山地と出羽山地から流れる自然の水が豊富で優れた水質があります。

じゅんさいは汚れた水では育たないらしく、この水質があるからこそ、三種町がじゅんさいの産地となった由縁でもあります。

食用となるのは、葉が開く前のつぼみの部分と芽。

特に高級料亭などで好んで使用されるのが、芽の部分だけを選別して集めたもので、特撰などと呼ばれています。

およそ96%が水分で表面をぷるんぷるんのゼラチン質が覆っています。

スーパーでは袋や瓶に入った水煮のものが売っていたりしますが、保存のために酢が入っています。

これが美味しくないんです・・・(個人的にですが)

だから、生のじゅんさいに出会ったときは感動しました。

今では毎年夏の始まりに購入するのが定番になっています。

旬の時期

早ければGWが始まるころよりはじまり、夏が終わるころに終わりを迎える夏の時期。

最盛期は6月頃と言われています。

産地

言わずもがな、秋田県の三種町が日本一の生産量。

でも、実は本州から北海道まで自生しているそうです。

(見たことはありませんが・・・)

価格

スーパーで売っている瓶や袋に入ったものはあまりよくわかっていません。

(調べろ、ってのは突っ込まないでくださいね)

というのも、個人的に好きではないので購入することが無く。。。

特撰という芽の部分を集めた高級品と、一般的に出回る無選別の物に分かれます。

特撰:10,800円/kg

無選別:4,280円/kg

※参考価格

1kgのじゅんさいはなかなか食べ応えあるので、200gくらいがちょうどよいかもしれません。

遠く秋田から届いたじゅんさい

さて、今回もインターネットで購入。

というのも、新鮮なものを手に入れようと思ったら地元のスーパーでは手に入りません。

というか、生の物は売っていません。

よって、近代文明にあやかり産地より直送していただきました。

 

届いたのがこちら↓

って!?

箱がゆがんでいるではありませんか!!

生産者さんなのか、どこかのドライバーさんなのか、仕分けセンターでの出来事なのか・・・?

定かではありませんが、中身が無事であれば特に文句は言いません。

落としてしまった人もわざとやったわけではないと思いますから。

色んな意味でドキドキしながら箱を開けると・・・

生産者さんからの商品説明!

これがあるのとないのでは大違い、しっかり読ませていただきます。

食べ方まで教えてくれます。

さて肝心の商品は・・・

問題無し!

まぁ、箱が濡れてなかったから大丈夫だろうとは思っていましたが。

 

実食

さてすでに記載の通り今回入手したじゅんさいには、「特撰」と「無選別」の2種類があります。

【無選別】

こちらがよく見るじゅんさいですね。

葉がクルッとなっている部分と茎、芽の部分が入っています。

沼で採取したそのまんまをパックにした感じですね。

(ゴミなどは取り除かれてますよ)

 

【特撰】

そしてこちらが特撰。

芽の部分だけが集められているのがわかります。

じゅんさいを採取し、この芽の部分だけを選別する、だから「特撰」なんです。

比較すると↑こんな感じです。

無選別の中にも芽は入っていますので、ご自身で選別すれば特撰になりますね。

でも、無選別の中に芽が入っている保証はないのでご注意くださいね。

下準備

身近にある食材ではないため、どう料理するのかわからない方も多いと思います。

が、実はとっても簡単。

①洗う
②ボイルする
③氷水でしめる
以上、たったこれだけ。

順を追ってご紹介しますね。

以下、写真は特撰のものです。

袋を開けてボウルに移します。

現地でゴミなどは取り除いてくれていますが、念を入れて掃除します。

と入っても、水でさっと洗うだけ。

※表面のゼラチン質が流れないように、流水で洗うのは避けましょう!

手に取るとこんな感じ。

表面のゼラチン質がわかりますよね。

いったんざるで余計な水分をきり、沸騰したお湯に入れます。

たっぷりのお湯で、1分程度ボイルします。

ザルに開けて完成。この時たっぷりの氷で冷やします。

これだけで食べることができるんです。

ぷるんぷるんのゼラチン質とじゅんさいの芽のプチっとした感じがたまりません。

(じゅんさい自体にほとんど味がないので、食感などを楽しむものです)

冷蔵庫で2〜3日くらいは保存できますよ。

シンプルなじゅんさい

下準備さえしてしまえば、そのまま食べられるので、シンプルに食べるのが一般的。

下準備したじゅんさいをお皿にとり、千切りにした生姜を添えてポン酢を少々。

よく見る食べ方です。

でも、これが夏らしくてとても美味しい。

冷たくてプルプルのじゅんさいと薬味のハーモニー。

シンプルだからこそ、薬味にはこだわっても良いかもしれません。

じゅんさい鍋

夏の味覚なのに、「鍋」?と、疑問になるかもしれませんが、これが現地秋田ではよく食べられる食べ方。

じゅんさい(特撰ではない方で!)をお鍋の仕上げにいれるだけ。

※特撰はおすすめしません。無選別の葉の部分のほうがお鍋にマッチします。

お鍋全体にゼラチン質が溶け出し、全体がとろみを帯びます。

暑い夏に熱い鍋、まぁ、これも乙なものです。

エアコンで冷えた体を芯から温めてくれます。

 

購入先は「食べチョク」

全国の生産者さんから直接購入できる仕組みで、登録者数も順調に伸ばしている様子。

〜興味がある方はこちら↓から御覧ください〜

国内No.1産直ECサイト【食べチョク】で農家漁師のこだわり食材を注文する

全国のこだわりの生産者さんから直接食材が届く仕組みなので、とても貴重なものが手に入ります。

少しずつ紹介していきますので、乞うご期待!

それぞれ送料がかかってしまいますが、モノを流通させるってコストがかかるんです。

手ごろに購入できる近場のスーパーさんとは違い、こだわりの商品の購入に適していると思います。

 

購入した商品はこちら↓

生じゅんさい食べ比べセット1kg つるん!ぷるん!

旬の時期を逃さないようにご注意ください。

 

評価(満点☆5つ)

味  :☆☆☆☆
価格 :☆☆
希少性:☆☆☆☆

味といっても、味のあるものではないのですが、食べ方次第でとても楽しめるものとして評価しました。

価格は、高いと言わざるを得ないもの・・・

あまり一般的に流通しない食材のため、仕方ないのかもしれませんが、我が家では1年に1回が限界です。。。

(財布の番人にしばかれます・・・)

とはいえ、時期も限定的、生産地も限定的、なので、とても希少。来年の夏にはまた食卓に並ぶと思います。

 


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