国内のゆず生産量が減っているという中、お手頃なゆずと青唐辛子が手に入ったので、柚子胡椒にしてみました。
ゆずは2020年以降徐々に生産量が減っているようです。
生産量トップは高知県ですが、高知のゆず農家さんも高齢化が進み、木の手入れができず、徐々にその生産量が減っているとのこと。
環境は変わりゆくものですが、ゆずは日本料理に欠かせないアイテム。
是非、ゆず農家の皆様には頑張っていただきたいものです。
そもそも柚子胡椒とは・・・
ゆずと胡椒でできている調味料でしょ、と聞くこともありますが、実際に胡椒は使用していません。
原材料はシンプルで、ゆず、唐辛子、塩です。
青果の柚子も唐辛子もなかなか手に入らないので、最近では調味料コーナーで手にする方が多いことと思います。

良い原材料が手に入りました。
「柚子胡椒」作ってみた
さて、前述の通り材料はシンプル。
難しい工程もないので、是非作ってみてください。
※難しいのは原料をゲットするところくらいでしょうか
☆材料
・青ゆず:416g(必要なのは柚子皮で95g)
・青唐辛子:210g(種とヘタを除いた160g)
・塩:25g
※今回使用した分量で記載してます。
実際は、唐辛子の辛さを加味して調整する必要があります
☆レシピ
【柚子の準備】
柚子は皮をむきます。
アルベドと言われる白い部分は苦みがあるため、苦手な方は出来るだけ使用しないようにしてください。
苦みも旨味として考えられる方は気にせず入れましょう。

皮をむいて・・・

おろしがねで削っても良いです。

緑の鎧を剥がれた柚子たち。
我が家では焼き魚などに絞って使用するので、このまま冷凍庫で保管です。
【青唐辛子の準備】

青唐辛子はヘタと種を取ります。

準備ができた柚子皮と青唐辛子をフードプロセッサーに入れてスイッチオン!

ある程度細かくなったところで、すり鉢に移します。

ここから根気よく細かくすっていきます。

粗さはお好みで。
スーパーなどで手に入れられる柚子胡椒は完璧なペースト状になっていますが、粒が残っているのは手作り感があってよいです。
(本当は手が疲れたため粗さを残す判断しました)
ここに塩を投入し、よく混ぜ合わせれば完成です。

今回は、旨味の強い藻塩を使用しました。
瓶など密封できる容器に移して保存します。
我が家では冷凍庫に入れ、この冬の料理に重宝するつもりです。
実食
絶妙な辛みとさわやかな香り。
柚子をかみしめた時にはじける香りは、自家製ならでは。
辛みの調整が難しいところですね。
唐辛子は辛みに個性があるので、辛いものもあったり、辛くないものもあったり・・・
原材料の入手には手こずりそうですが、来年もチャレンジしたいと思います。