「岩のり」って言葉だけで、なんとなく高価な印象を持ってしまうのは気のせいでしょうか。
希少な「養殖岩のり」
そもそも、
岩海苔(いわのり)とは、海苔と呼ばれる食用藻類のうち、岩場に自生している天然のもの及びその加工品の総称である
~ウィキペディアより
とのことらしいので、養殖の岩のりがあることにまずは驚き。
過去に養殖の海苔を「岩のり」と記して、公正取引委員会から排除命令を受けたニュースもありました。
食品のり販売業者9名に対する排除命令等について
なので、この「養殖岩のり」に興味津々。
その名を幻紫菜
厳密には、「養殖イワノリ種」の海苔、といった方が正しいかもしれません。
実際に、パッケージには「養殖岩のり」の記載は見当たらず・・・
製造元の「せのお水産」さんのホームページを見るとよくわかる説明がありました。
つまり、、
「養殖岩海苔種の焼きばらのり」がこの幻紫菜の正体。
※岩海苔の定義が正確にはまだよく理解できていないので個人的な解釈と受け取ってください
このイワノリ種の養殖方法が確立されていない時代から試行錯誤を重ね、生産まで10年・・・
気の長くなる道のりをやってのけた、生産者さんにエールを送りたいです!
個人的に海苔が好きで、こーいったフォルム(成形されていない、海苔そのものの形が残っているもの)を見るとわくわくしてしまいます。
見つけた時は買うことを決めていました。
(海苔は安くないのが、多少悩むポイントです)
これで15g。
801円。
うん、安くはない。
養殖岩海苔種のお味は・・・
過去に、有明海産のとてもおいしい幻紫菜と同じようなバラ海苔(収穫した海苔を成形せず乾燥させたもの)を食べたことがあるので、期待値は低かったです。
というのも、同じようなものを見つけては食べてきたものの、繊細な海苔の香りがするものはほとんどなかったため。。
幻紫菜は・・・
おいしい!
そう、おいしいんです。
海苔の香りが鼻を抜けるのと、ほどよい溶け感が口の中でに広がります。
一口食べたら、まずは我が家の海苔体調の5歳児にあげます。
食が進む!
白いご飯に乗せて食べ進め、すぐにおかわり!
普段おかわりをあまりしない子がよく食べる。これでおいしさがわかりますよね。
子供は正直です。
さて、こうなると我が子にほとんど食べられてしまうのでこっそり隠しておきます(笑)
久しぶりに良い海苔に出会えました。