とろろの原料となる山芋のなかでも最高級品は自然薯だと思っていますが、岡山県で見つけた真っ白なとろろが秀逸なやまのいも。
20年ほどの栽培歴があるらしいが、まだまだ新しい仲間。
寒くなる時期、いろいろなテレビでも紹介されるアイテムをご紹介。
まぼろしの山芋
全国でも生産地が限られており、市場にめったに出回らない山芋のため幻と呼ばれるほど。
岡山では毎年流通しているので、幻でもないんだけど・・・といった感じもしますが、岡山以外で見ることがほぼないのであながち嘘ではないと思います。

冬を感じ始める11月ころから収穫が始まり、3月ころまで出回る山芋。
皮を剥くと、こんな↓姿です。

いびつな形で皮むきには苦労しました。
長芋のようなまっすぐのものはネットなどで販売されているようですが、地元では画像のようなゴツゴツしたものが主流です。
おそらく、地元は安価で、外には高値で、という構図と思われます。
(とはいえ、決して安価ではないとは思います(後述))
画像のとおりですが、変色がしにくいのが特徴。
山芋は空気に触れると酸化するため、ピンクや茶に変色が進みます。
品種によってはすぐ起こる減少なので、放置しても白さを保つ銀沫は色白美人といえます。
旬の時期
11月から3月ころ
岡山県内でも販売しているスーパーは多くないです。
JAや直売所がメインで、スーパーではバイヤーの目に止まったその時だけ販売している、という感じです。
産地
岡山県。
岡山県の県北、真庭地方での生産です。
滋賀県でも生産されているようですが、確認できているところはこの2箇所。
価格
406円 ※1個(190g)
100gあたり198円。
安くはありません。小学生くらいの手のひらサイズだったので買うのを少しためらったほど。
隣に長芋があったので・・・
実食
山芋はすりおろしてなんぼでしょ、ということで、必死にすりおろしました。
前述のとおりですが、やはりまっすぐのもののほうが調理しやすいですね。
長芋ほど表面にぬめりはなく、滑りすぎるものではありませんが、身質がしっかりしており結構硬い。
しっかり握り、すべらないように、かつ程よい力加減ですりおろします。
力強くまとまっています。
スプーンで持ち上げるとその粘り、もっちり感がわかります。

すり鉢を逆さにしても落ちません、という表現がされるくらい粘りは強いです。
つきたての餅と表現しても良いかもしれません。
つみれなどのつなぎにしてもよいのですが、今回はシンプルに味わいたかったので、出汁を加えてとろろに。

目分量ですが、そこそこ出汁を加えても粘りの強いとろろとなりました。
何より、変色がほぼ見られないのが嬉しいですね。
ねっとりとしつつ、繊維が細かく滑らか。
これは美味しい!来年はまっすぐのものを手に入れたいと思います。
評価(満点☆5つ)
味 :☆☆☆☆☆
価格 :☆☆
希少性:☆☆☆☆☆
味、文句なし!
全国で2箇所の生産地という希少性ということもあり、手に入れたときの嬉しさはたまりません。
芋なので、保存性もあり、お土産として購入することも良いかもしれません。
が、少し高値ですね。