国産の貴重なオリーブの浅漬け。
中でも珍しい、赤色のオリーブは見た目も味も秀逸!
オリーブの色の変化
オリーブの実は、緑(グリーン)か黒(ブラック)と認識している方が多いと思います。
スーパーで見かけるのは大体がこの2種。
若くさわやかで未熟な緑、黒く完全に熟したジューシーな黒。
国内のオリーブは10月の緑のころから収穫が始まり、11月下旬の赤い黒い(赤い)熟した時期まで行われます。
緑のオリーブが色づいてきて、赤色になり、そこから紫がかって黒くなっていく。
このようにオリーブの実は2か月ほどで変化を遂げるんです。
緑のさわやかな香りの味わいを楽しみたい方、そして熟したジューシーさを感じたい方、料理によっても用途が分かれてきます。
熟し過程の中で色の変化があり、最初と最後を商品化するため、緑と黒が一般的になったのだと思います。
(途中は「中途半端」と言えばそれまでですしね)
岡山県倉敷市の金辺オリーブさん
国内のオリーブ生産は、瀬戸内の温暖な気候の中で作られているのが有名。
瀬戸内海に面する岡山県のどちらかと言えば市街地に近い倉敷市で、70年以上オリーブ栽培を行っている「金辺オリーブ園」さん。
そこで見つけた緑と赤の浅漬けオリーブ。
冒頭のように、オリーブは緑と黒でしょ、なんて思っていた私は、赤い実は珍しい、と興味津々。
緑は他でも見かけるためそこまで目新しくないので購入をためらったものの、せっかくなので食べ比べを、と思い両方を手に取りました。
それぞれ、
1,080円
60g入り
実食!
国産のオリーブをこれまで食べたことがあるか・・・
おそらくないと思う。
国産のオリーブオイルは日本オリーブさんのこだわりの逸品を手にしたことも記憶に新しい。
記事:牛窓オリーブオイル
さて、今回の浅漬けオリーブは、期待値が高い。
偏見もあるが、海外に比べ国内の青果物に対する安心感は、多くの人が持っている感覚だと思う。
かくいう私もその一人。
海外産は、見えない(見え難い)ため、大きな信頼のもと口に運んでいない気がする。
ということもあり、国産のオリーブは安心して本来のオリーブの味を感じられるものだと思う。
さて、まずは緑。
予想通りの緑色。
海外のものに比べ少し大きい気もするが、気のせいか・・・
ほどよい塩味と若いオリーブの香り、どことなく食べたことのある感じだが、優しい塩味とさわやかさはちょうどよい。
海外産のオリーブの実(過去食べたものなので全てに通づるものではない)はえぐみというか渋みがあって、2個3個と手が伸びるものではなかった気がする。
が、こちらは、いくつ食べても嫌な感じもなく、少しずつ次、次と手が伸びる。
では、赤色は。
緑のものより若干柔らかいか?気のせいか?
熟しているからその感覚もあながち間違いではないと思う。
程よい塩加減は緑と変わらず、青々としたオリーブのさわやかさよりも、少し甘みを感じる。
完熟のジューシーさが備わっているといえる。
評価(満点☆5つ)
味 :☆☆☆
価格 :☆☆
希少性:☆☆☆☆☆
個人的には、緑の方が好き。
オリーブらしい、というのが評価のポイント。
赤は、まだまだ脳が「オリーブ」であると認識することに慣れていないため、少し控えめ評価。
見た目はとても良い。
黒のオリーブよりも鮮やかな赤で目を引く。商品戦略としてはGood!
来年、また赤い浅漬けオリーブを食してみて、その時に脳がどう感じるか、ちょっと楽しみ。