岡山県の矢掛町に天璋院篤姫も買っていったと言われる「ゆべし」があります。
矢掛町
岡山県の県南、西に位置する矢掛町。
旧山陽道の宿場町として賑わいを見せていた場所。
現在も、その町並みは面影を残しており、宿場町散策として観光名所になっている、ようです。
「道の駅山陽道やかげ宿」というところがあり、一般的に考える「道の駅」とは違うので驚き。
関係者の方に話を聞いてみたところ、こういう(ここが道の駅??)といった声は多く聞かれるらしいです。
矢掛町名物「ゆべし」
ゆべしといえば、(関東の人間だったので)くるみの入った柚べしを思い描きがちですが、よくよく考えると「柚べし」と表するように、ゆずを使用した和菓子であることが想定できます。
が、そんなことを考えもしなかったので、「くるみ」が当たり前になっていたことに、少しばかりお恥ずかしい・・・
※由来は諸説あるらしいので、気になった方はお調べください
さて、今回ご紹介するのは、かの天璋院篤姫様も道中お買い求めになったと言われる佐藤玉雲堂さんの柚べし。
創業より180年を超える歴史を持つ老舗さんです。
その柚べしはこれまで食べたことのある柚べしとは一線を画しており、見た目からの驚きを隠せませんでした。
パッケージにも「天璋院篤姫」の文字。
商売っ気が伺えます。
そしてその中身は・・・
なんとも言えぬフォルム。
ゆず、砂糖、白味噌を練り合わせ、加工した和菓子。
きらびやかに装飾されたそのものとは違い、素材、伝統で勝負する感じです。
お味は・・・
一口食してみると、ゆずのダイレクトな香りが口の中に広がり、甘味と塩味の調和が感じられます。
得も言われぬ口福感。。
見た目より繊細な感じと深み、ぜひ食べていただきたい。
「柚べし」の概念が変わるかもしれません。。