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海の納豆、秋田の郷土食「ぎばさ」発見!

「ぎばさ」

昨今注目のスーパーフードです。

別名「あかもく」。

地域によって呼び名が代わり、主に秋田県で「ぎばさ」と呼ばれています。

※今回発見したのは新潟の水産会社運営の鮮魚店。帰宅後に「ぎばさ」の名で売られているのことに疑問を感じましたが、おそらくこの名のほうが認知度が高くなってきているんだろう、と勝手に推測し納得。

まだあまり身近な海藻ではないため、スーパーで見かけることはあまりなく、鮮魚コーナーで見つけた時にはすでに手にとっていました。

身近な海藻では、わかめ、昆布、などがありますが、ぎばさと同じような食べ方をするのは、もずくやめかぶ、といえば多少わかりやすいかもしれません。

 

ぎばさとは

主に日本海側で採れるあかもくという海藻のこと。

秋田県での呼び名で、近年メディアで「ぎばさ」という名で紹介されたことからあかもくよりも「ぎばさ」で認知度が上がっています。

水中で見ると光の屈折の関係で赤く見えるそうですよ。

 

特にネバネバ感が強く、めかぶと比較しても一目瞭然です。

めかぶの粘りを長芋のそれと例えると、ぎばさは自然薯クラス!

(表現わかりにくかったらすみません。。)

↑この状態で売っていました。

スーパーで見かけるときは小さなパック(もずくやめかぶと同じように)に入っているので、採れたままの姿で見つけたのは初めてです。

大きさの比較にティッシュの箱を置いてみました。

これで、150円。激安。

というよりも、比較対象がないので個人的な感覚ですが。。

 

船のスクリューなどに引っかかる海の厄介者として扱われた時期もあるようですが、少しずつ人気も出てきて嬉しい限りです。

 

ぎばさの旬と栄養

3月〜4月にかけて生殖器床が成熟するため、この時期が旬と言われています。

フコダイン、鉄分、ミネラルなど多くの栄養を含む海藻で、このフコダインが特に多くなるのが成熟期です。

※フコダイン:主に海藻に含まれる滑り成分で、腸の調子を整えてくれます

秋田県、新潟県、山形県などで食されてきましたが、その栄養価の高さと粘り気、そしてローカロリーが注目され、美に関心のある女性に少しずつ人気が出てきています。

 

ぎばさの調理

さっと湯がいて細かく叩いて食べます。

 

ひじきと同じようにヒ素が含まれているようですので、生で食べてはいけません。

(だから生で売っていないのかもしれませんね)

 

生の状態で入手したぎばさは、海のゴミがついていますので、まずは水洗い。

太い茎は食感の邪魔になるのでここで取り除きます。

↑ 比較対象に爪楊枝を置いてみました。このくらいの太さのものを取り除きます。

(気にならない方は特に取り除かなくても大丈夫です)

沸騰したお湯でさっと湯がくと鮮やかな緑色に変わります。

氷水で冷やして、まな板で細かく叩きます。

↑ ここまでくるとなんとなく見たことがありませんか?

 

一気にこんなにいらないので、小分けにして冷凍しました。

冷凍保存できるのは嬉しいですよね。

 

ぎばさの食べ方

ぎばさに麺つゆを加え、そのまま食べるのがオーソドックスなようですが、以下に簡単な食べ方をご紹介。

 

ネバネバ丼

【材料】

A:ぎばさ、納豆、とろろ、鰹節(細削り)

卵黄、醤油(麺つゆでもOK)

【作り方】

材料Aを混ぜてご飯に乗せて真ん中に卵黄を乗せ醤油を垂らせば完成。

お好みで刻んだキムチや七味唐辛子や海苔をトッピング。

混ぜ素麺

【材料】

ぎばさ、素麺、オクラ、きゅうり、みょうが、麺つゆ

【作り方】

茹でて氷水で冷やした素麺をお皿に盛り、ぎばさ、刻んだオクラ、きゅうり、みょうがを添え、麺つゆでいただきます。

お好みで辛子をつけてどうぞ

ぎばさやっこ

【材料】

ぎばさ、絹とうふ、高菜漬け

【作り方】

豆腐にぎばさと刻んだ高菜漬けを乗せるだけ。

高菜漬けの代わりに、他の漬物や紅生姜などもおすすめ。

 

 


 

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