数十年前とは比べ物にならない暑さの夏場。
外に出るのも嫌になり、体調管理が困難になるほどの暑さ、夏バテというよりも熱中症が日々聞かれる時代になりました。
どうしても夏場は食欲が落ちる時期ではありますが、この冷や汁を食べて元気になろう!
暑さを凌ぐ冷たいご飯「冷や汁」とは
よく耳にするのは宮崎県の郷土料理。
出汁と味噌を使った冷たい汁をご飯にかけた料理。
夏場の忙しい農家の栄養補給のための食事として定着したらしい。
現代では、宮崎県のみならず各地で類似の料理が定着している。
外食チェーンなどでもメニューに採用したりするため、耳にしたことがある人、実際に食したことがある方も多くなってきているのではないでしょうか。
「冷や汁」作ってみた
さて、今回はその冷や汁を作ってみました。
暑い夏場にさっぱりと食べられる一品となっております。
☆材料(3人前くらいです)
・鯵の干物:2枚
・きゅうり:1本
・白ごま:30g
・味噌:15g
・出汁:800cc
・塩:適量
トッピング
・みょうが:2個
・大葉:6枚
・生姜:少々
・鰹節:適量
☆レシピ
鯵の干物を焼き上げて、骨を取ってほぐしておきます。
きゅうりは薄めのスライスにして、多めの塩で揉み込んでおきます。
そのまま食べたらしょっぱいかな、くらいが目安です。
すり鉢にごまを入れて、粒感がなくなるまですりつぶします。
プチプチと言わなくなるくらいまでがんばってください。
すりごまが入っているすり鉢にほぐした味噌と鯵60gを加えて身が潰れるくらいまですりつぶします。
残った鯵は形を残したまま、最後にトッピングしてください。程よい食感が加わります。
↑ごま、味噌、鯵がすり潰されている状態
丁寧に取った出汁を加えて混ぜ合わせます。
※出汁の種類はお好みで。カツオ、昆布、いりこなど。
冷蔵庫(冷凍庫でもOK)でキンキンになるまで冷やします。
冷蔵庫から取り出したら塩でもんでおいたきゅうりを絞って加えます。
ご飯(熱々でもOK)にかけて、トッピングをしたら完成。
実食
熱々のご飯にキンキンに冷えた冷や汁を加えることで適度な温度に。
さらさらと食べることができるので、暑い夏にも清涼感を得られます。
味噌がほんのり効いた出汁と夏野菜のきゅうりとみょうがが良いアクセントになります。
柚子胡椒や七味などを合わせてもgood!
今回、鯵の干物を使用しましたが、鯵やタイなどを使用するのは豪華なタイプらしく、普段は煮干しなどで使用していたらしいです。
現代では煮干しも高価なものになりましたね。味の出る魚であれば何でも代用できそうです。
冷や汁が残った場合、めんつゆと合わせて素麺つゆにしても良さそうですね。