食品

樹上で完熟させたプレミアムきんかん「たまたま」

宮崎県のJAが1月~3月に自信をもって世に送り届ける最高級のきんかん、それが「たまたま」です。

たまたま!?

ふざけているようなネーミングが記憶に残る。。
「たまたま」。

「たまたま」とは?
を語る前に、なぜ「たまたま」なのかを紐解いていく。

金柑。
皮ごと食べられる柑橘類としてその地位を確立したフルーツ。
冬の寒い時期に炬燵に入りながら、みかん・・・もとい、金柑をパクパクとしている人も少なからずいることかと思います。

ヘタを取ること、種を出すこと、この2点を考えてしまうと、炬燵に合わせるフルーツはみかんに軍配が上がるのかもしれません。

さて、今回のお題は「たまたま」。
金柑は小さくて丸くて玉の様。よって、たまた・・・ではないんです。
そのネーミングのルーツを知る人はそんなに多くはいないかと思います。

決して難しくないので、一度だけ。
「たまたま、美味しい金柑ができたから」とのこと。
なんのこっちゃ(笑)

宮崎県が誇るブランド金柑

たまたまは、糖度16度以上、で28mm以上のサイズの金柑のこと。


ただし、この条件に「宮崎中央卸売市場」でセリにかけられる必要があるんです。
つまり、JAさんがブランド認定しないと、たとえ条件を満たしていても「たまたま」を名乗ることができません!

よって、宮崎県内の生産者さんが「たまたま」になるべく手塩をかけて作った金柑でも、木からもいで食しただけでは、「たまたまを食べた」と言えないんです!
おそらく、「たまたま」の生産者さんは「たまたま」をほとんど食べていないと思います。
(たまたまという名の衣を着る前の金柑はたくさん食べているとは思いますが)

何とも言えない感じですね。

たまたまにも種類がある

今回スーパーで見つけたのは「たまたま」ですが、よりグレードの高い「たまたまエクセレント」なるものがあります。
糖度18度以上、32mm以上のサイズで傷がないもの、がこの「たまたまエクセレント」に認定されます。
これは全体生産量の2~3%ほどらしく、とても希少なんです。

旬の時期

金柑の旬は、12月から3月の終わりころまで。
「たまたま」は例年1月中旬ころからの出荷になっています。

価格

「たまたまエクセレント」は初競りで30,000円/kgほどの値を付けたこともあるそう。
1kgで35個ほど入っているそうなので、1個あたり857円!!!
一口でパクリと行くには少々勇気がいりますね(笑)

まぁ、そこまで高値を付けるのは、お祭り(初競り)だから。

今回近場のスーパーで手に入れた「たまたま」はこちら。


7個入りで198円。

実食!

エクセレントまではいかなかったけど、とてもお手頃に手に入れることができた「たまたま」。
たまたま、「たまたま」を安く手に入れることができたんです。
(ここ笑うところです)

一般的な金柑は酸味が強く、すっぱいと感じる方が大多数かと思いますが、この「たまたま」は酸味がほとんどなく、むしろ「甘い」んです。
皮も食べやすく、ほのかな苦みを感じる程度。
柑橘系のさわやかな香りの下にはアルベド(柑橘の皮の下の白い部分)がほのかな苦みを醸し出し、果汁と合わせて口の中全体に甘みを届けてくれます。

これが一口で口の中に表現されるので、もうひとつ、もうひとつ、、と食べ進んでしまうんですね。

評価(満点☆5つ)

味  :☆☆☆☆
価格 :☆☆☆☆
希少性:☆☆☆

今回はだいぶリーズナブルなものを入手できたので、価格に関しては評価高いです。

が、一般的にはエクセレント含め高価なものかと思います。

まだしばらく旬の時期が続くので、また見かけたら入手したいと思います!

 


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