食品

日本初となる赤いとうもろこし「大和ルージュ」

赤いオクラ、赤いアスパラガスなど、普段手にする野菜とは違った色の野菜に出会うことがたまにありますが、とうもろこしにも赤い種がありました。

※赤 ≒ 紫 としています

 

2022年10月よりその種が全国で販売開始になった赤いとうもろこし

夏の定番野菜「とうもろこし」。

初夏にはヤングコーンがあり、直売所などで発見するとワクワクする季節がやってきたと感じる食品。

そんなみんな大好きとうもろこしに、なんと赤い種類があることを発見。

その名も「大和ルージュ」。

奈良県の株式会社大和農園さんが2022年10月に全国にその種を販売開始したとのこと。

同社は奈良県で100年以上、野菜の種子を研究開発している種苗メーカー。

同社のサイトによると2022年9月時点で赤い(紫)のとうもろこしの品種登録が「日本種苗協会品種名鑑」になかったとのことで、日本初と謳っているとのことらしい。

赤い系等の野菜は一般的にはアントシアニンが多いため、とのことだが、この大和ルージュも同様でアントシアニンを多く含むとのこと。

アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用が強く、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立つのだとか。とはいえ、どの程度摂取すれば効果がでるかなどは明確に言えませんので、健康に気をつける方は普段の食事などお気をつけください。

 

旬の時期

7月〜8月ころ

10月ころまで収穫できる種ではあるようですが、とうもろこしがその時期まで出回っているのはあまり記憶にありません。

 

産地

種自体は奈良県の大和農園さんからですが、生産は徐々に広がっているものと推察します。

今回手にしたのは岡山県産となっていたので、少なくとも岡山県までは広がっているといえます。

 

価格

380円 ※2本

2024年の8月時点で他のとうもろこしが1本200円程度で流通していることを考えると、高くもなく、安くもなく、といったところでしょうか。

とはいえ、今回入手した2本が最後でした。どのくらいの量を入荷して他の商品がどのような状態だったかはわからず

 

 

実食

とうもろこしはアルミホイルで包んで、炭でじっくりと・・・が我が家のスタイル。

水などを使わないので、栄養分が流れ出ることを防ぎます。

 

ツヤツヤの紫色(赤というより、もはや紫)。

紫色の皮の向こうに黄色い感じが見えてます。

まさかと思いさっくりと切ってみたら・・・

 

案の定、中は黄色。

粒の皮だけが紫の様子。

色が抜けてしまったかどうかは不明。紫色の野菜はオクラやアスパラのように熱を与えると緑になってしまうものがあるので。

味は、この時期(8月)の黄色いスイートコーンには及ばず。

その甘さはあまり感じられない。

赤い色を活かした料理にすればよかったと後悔を少々。

次回手にしたときには、スープやテリーヌ、炊き込みご飯などにも挑戦したいものです。

 

あっ、ちなみに、芯の部分はきれいな紫色でした。

かぶりついた食後の画像で失礼します。

 

 

評価(満点☆5つ)

味  :☆☆
価格 :☆☆☆☆
希少性:☆☆☆☆

まぁまぁですね。

希少性がまだまだ高いということは高評価。

全国に出回ってほしいけど、簡単に手に取れるようになってしまったら、手に取らなくなるかもしれません。

ただし、黄色いとうもろこしではできなかったような料理ができる(できそう)なのは、期待値大ですね。

次回も見つけたら購入します。

 

 


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