岡山県は国内の黄ニラのうち約7割を生産しているらしい。
生産量トップの由来は、全国でもいち早く生産を始めたため、という説があるらしいが、定かではない。
黄ニラとは
一般的に流通しているニラは言わずもがな緑色。
なぜ黄色のニラがあるのか。
品種の違い?突然変異?病気?なんて考えられてもおかしくない。
が、実際は、緑のニラも黄色のニラも同一のものらしい。
というのも、植物は光合成をおこない成長していく過程で緑を濃くしていく。
(と小学校で習ったようなな気がする)
そこで、成長の途中で光合成をさせないようにシートをかぶせて光を遮ってしまう。
これで黄ニラの誕生につながるとのこと。
山間部では、洞窟上の場所で黄ニラの栽培が行われているという話も聞いた。
確かに洞窟内であれば、光の遮断は屋外よりも容易にできる。
そんな育て方で野菜が育つのであれば、それはそれで面白い。
※情報の裏どりはしていません
黄ニラゲット!
とはいえ、その一大産地である岡山県内でも黄ニラ様にはあまりお目にかかれない。
たまたま立ち寄ったスーパーで、運よく出会ったので、即購入。
↑ 写真の色合いが・・・は愛嬌ということで(笑)
106円/束
一般的に出回っている緑のニラよりも少ない。先端がきれいにそろえられているのが気になった。
よって、通常のニラの倍以上もする価格。
↑こっちのほうが色合いがわかりやすいです。
県外で購入しようとしたらもっと高いことは想像つく。
まぁ、安いものとは言え、高級品。
首都圏に出荷したりしているらしいので、よりニーズがあるところのほうが目にできるのかもしれない。
東京の高級スーパーや飲食店だろうか。。
黄ニラ様・・・
実際手に取った感じは、ニラそのものとはちょっと違っていて、何とも言えない柔らかさを感じる。
光合成をしっかりしたニラは一本一本がしっかりと立ち、例えるのであれば雄々しい男らしさがあるが、黄ニラは優しい女性のような感じ。
伝わるだろうか、伝わらないだろうな・・・
とはいえ、そう、少し柔らかい。
さっとボイルするとこんな感じに↓
もちろん青臭さもないため、さっと湯がくだけで存在感を発揮する。
柔らかさの中にシャキッとした芯があり、程よく香しい。。
お皿に盛り付けると、なんとなくオシャレ感が出てるのは気のせいでしょうか。。
黄ニラのおひたし
ちょっとおしゃれに醤油漬け(※)の卵黄を乗せればオシャレなおひたしの完成。
※醤油、酒、みりん
卵黄のとろっとした感じと、しっかりと残っているシャキッと感。
ニラらしく、ニラらしくない、こんな上品なニラ(厳密には黄ニラ)のおひたし、
ファンになりそうだ。。