1月から3月の短い期間のみ流通する福岡県からの贈り物。
蕾菜とは
商標登録の関係から、福岡県でのみ生産されている稀有な野菜。
2008年ころから市場に出回るようになったため、まだ歴史が浅く広く認知されていない品種といえる。
山菜が出回る時期にスーパーで見かけるようになるため、一見山菜の仲間かと思いがちだが、アブラナの一種ということなのでどちらかというと野菜に分類される。
もともとは中国から伝わり、福岡で品種改良が行われ、ブランド化された野菜で、1株は5キロほどにも育つ野菜のわき目(蕾(つぼみ))を収穫したもの。
(現物見てみたい)
大きさは6cmほど(大人の親指サイズ)で、フキノトウやタラの芽の横に陳列されてたので、山菜に思えても仕方ない・・・
福岡県でのみ栽培されていることから全国(特に関東以北の遠隔地)には新鮮なものが届けにくいため、購入時は断面(お尻の部分)が白いものを、よーく見て選びましょう!
近代化された物流網でも、物理的な距離があると時間はかかります。
(「どこでもドア」でもあれば違うんでしょうけど(笑))
料理、そして実食!
今回手に入れた蕾菜はこちら↓
198円/pc
(7個入り)
概ねこのパッケージで売られている様子。
(これしかないのかどうか、調査できていません)
食べ方は、生でも加熱してもOK、とのことなので、生で!
かじってみると、ブロッコリーの芯のような食感と、からし菜の風味を感じられる。
筋などもなく口当たりはよく、これはこれで美味しい。
旬の時期の野菜は栄養価も優れいてるため、ぜひ摂取してほしい。
どのようにお皿に盛ればよいのか、すこーし考えて・・・
この2つを・・・
↑スライスし並べたら、こんな感じになりました。
周りのソースは、マヨネーズにからしとターメリックをいれて混ぜたものをスプーンですぃーッと。
ブラックペッパーを周囲に散らして完成!
(ブラックペッパーは味には不要でした。。)
山菜ではないが・・・
山菜のような独特な苦みなどもなく、完全な「野菜」であると口の中で認識。
せっかくなので、ついでに少し火を通してみた。
↑使用したのはこちら。自家製ベーコン、にんにく、そして蕾菜。
縦にカットした蕾菜と、ベーコン、にんにくをサラダ油で中華風にさっと炒めると・・・
よりブロッコリーの芯の食感に近づいた蕾菜とベーコンの塩味、にんにくの香りがついた逸品に。
調理時間は5分ほど。からし菜のような風味は少し和らぎ、子供にも食べやすくなったかもしれません。
さっとできるのもうれしい。
評価(満点☆5つ)
味 :☆☆☆
価格 :☆☆☆☆
希少性:☆☆☆
あたりでもなく、はずれでもなく・・・
からし菜独特の香りがあるので、嫌いな人もいるかも知れません。
が、勝手な思い込みよりは食べやすく、ついつい手が伸びてしまう野菜。
昨今、栽培技術の向上により、多くの野菜たちの「旬」がわかりにくくなってきている中、旬の時期にのみ流通するので、ある意味貴重な存在と思っています。
せっかく四季のある日本にいるので、「旬」をもっと楽しめたら、なんて思ったところです。