厳しい寒さの冬を終え、木々が彩りを取り戻す季節・・・
スーパーでも山菜が少し並ぶのをしばしば目にします。
そんな中、直売所で見つけた最高のアイテム「こごみ」
クセや苦味がそれほど強くない山菜「こごみ」
春の山菜は、苦味を持っているものが多数です。
この春の山菜の苦味・・・
この苦味には抗酸化作用があり、古くは冬場に野菜不足になった身体に刺激を与える意味で、摂取していた経緯もあるそうです。
山菜にはビタミンが多く含まれているものもあり、新鮮な野菜を摂取できない冬場を越した身体には必要だったと言えます。
春の山菜は概ね苦味があり、その苦味を好んで食す人もいれば、嫌う人もいるわけで。。
それ自体は仕方ないこと。
が、今回ご紹介する「こごみ」は、そんな山菜の中でもひときわ苦味が弱く大衆向けであると言えます。
それが、こちら↓
岡山県美咲町の直売所で発見!
青々とした緑色で、巻が強いものを選ぶようにしましょう!
旬の時期
旬は3月〜5月ごろ。
地域にもよりますが、3月頃からスーパーでも見かけるようになり、ゴールデンウィークが真っ盛り。
産地
関西方面から収穫が始まり、東北地方や寒冷地では5月上旬が収穫期。
なので、ゴールデンウィークが最盛期のイメージになります。
価格
よくスーパーで見かけるのは、10本程度しか入っていないもので298円とか。。
山菜狩り(記事:山菜狩り!in新潟)で、こごみをたくさん収穫したことがあるものとしては、この価格が素直に高いと言わざるを得ず・・・
今回岡山で見つけたものが、
なんと、これだけ入って、100円!
133gも入っていました!!
※パックの重さも入っていますが、大した重さではないでしょう
298円で数本のものは、さすがに購入をためらいますので・・・
(スーパーで売っているものはとてもきれいなので、その点は嬉しいんですが・・・)
こごみのお掃除(下処理)
前述の通り、スーパーで売っているものはきれいになっているので、さほど気にならない人も多いかと思います。
が、直売所や自分で採取してきた場合は掃除が必要です。
↑こんなふうに先端がくるくるっとなっていて、その間にゴミが入り込んでいることがあるので、こごみの掃除は必須です。
とはいえ、簡単にできるのでご心配なく。
↑こんなふうに水に入れて、ジャブジャブするだけ。
↑こんなにきれいになりました。
※洗った後に、少茶色く変色してしまっていた下の部分をカットしました
洗った後のボウルは、というと・・・
こんなに汚れが。
ジャブジャブするだけなのでそれほど面倒ではありません。
多少、強引にジャブジャブしても大丈夫です!
誰でも簡単「ボイルこごみ」
山菜はその希少性から料理方法に困る方も多いと思います。
が、こごみは特に簡単!
ボイルするだけ!(極端ですが)
まぁ、それだけ簡単だってことです。
やってみましょう!
★材料
こごみ:適量 ※掃除済
水:適量
塩:水に対して1%ほど
以上!
★レシピ
やや多めの水に対して約1%ほどの塩を加えた塩水を沸騰させます。
そこへ、掃除したこごみを投入して30秒ほど沸騰させます。
お湯をきり、氷水で冷やします。
↑こんな感じ。
ちゃんと冷えたら、水気を切って、器に盛れば完成!
このままの食べるもよし、辛子マヨネーズにつけてもよし、酢味噌につけてもよし、です。
少しクタッとするまでボイルして水分きればお浸しにもできます。
山菜って、天ぷらが定番ですが、自宅で天ぷらは少しハードルが高く身構えてしまうため、まずは山菜を手に取るところから始めてほしくて、シンプルなレシピにしました。
評価(満点☆5つ)
味 :☆☆☆☆
価格 :☆☆☆☆
希少性:☆☆☆
旬の時期が短いため、希少性はあり。
ですが、比較的に手に入りやすく、特に今回は安価に手に入れられたので価格は高評価!
あとがき
春の山菜って、東北のものが多い印象。
岡山県で地物に出会えるかどうかはわからなかったので、山菜に出会えたことにまず感激。
もちろん、岡山にはない山菜もあるでしょうが・・・
お取り寄せをするかどうか悩んでたところだったのでなおさら。
季節ごとに産直市場をめぐりたいと思います。